なんとなく生きているそこの君!この映画は君のためにある!!トレインスポッティング
鑑賞日2019.2.11
「朝寝坊して、起きたのは12時過ぎ、今日も特に何をするでもなく終わっちまった。」
「寝る前にスマホいじってたら朝だった。」
なんていう人にはぜひとも見てもらいたい作品。
もしかしたらこの作品を転機に君は変わるかもしれない。
あらすじ
主人公のレントン、薬やらないけどアル中で喧嘩大好きサイコパスなベグビー、赤ちゃん放置して死なせちゃったり人のもの勝手に売るシックボーイ、クズ過ぎるけどいいやつなスパッド、彼女とのセックスをビデオに収めるトミーで薬やったりしながら堕落的に暮らしてた。
抜け出さなきゃまずいと考えたレントンはどうにか不動産屋に就職するが、仲間にづるづるとひきもどされて元の生活へ。
トミーが彼女にふられて薬に溺れ、エイズ発症し子猫の糞にまみれて発見されると残された四人は一念発起。手に入ったヘロインを使って一山当てようと企むのであった。
感想・評価
この予告編見るだけでまた見たくなります(笑)
この映画を始めて見たのは一年前くらいで見る前は大して期待していなかったのですがいざ見てみたら面白くてびっくりしたのを覚えていますね(笑)
面白いだけじゃなくてちゃんと考えさせてくれる映画で、日々退廃的な日常を謳歌している私には心に深く刺さるものがありました(笑)
出てくる人間たちがみんなどうしようもない人間たちなんだけど、どこか共感してしまいます。スタイリッシュな音楽やファッション、台詞の数々が立ち止まってみると意味深であったりすることもヒットした要因だと思いますが、多くの人がレントンたちに共感できたということが大きなポイントだったのではないでしょうか。
トレインスポッティングは原作の小説があり、その発表が1993年です。また映画の公開が1996年であることを考えると、小説を未読なので、もしかしたら書いてあるかもしれませんが作品の舞台は1990年代付近だと思われます。
ベルリンの壁崩壊など多くの歴史的出来事が起きた時期です。スコットランドもその時代のうねりによる失業の増加などの悪影響が及ぼされています。
そんな時代を生きていた公開当時の鑑賞者たちは社会に対して息苦しさを感じていたことが推測できます。
息苦しさを感じていて彼らにはレントンたちの絶望からくる日常的な破滅を導く行いにも大きな共感をよんだではないでしょうか?
それがトレインスポッティングのヒットの大きな要因だと思いました。
またこの映画を見て薬物、とくにヘロインに興味が湧いて実際に試してみたなんて人もいるだろうし、逆に絶対にヘロインなんてやらないと思った人もいるだろうし一様に薬物使用を助長するものだという見方は偏った見方だと思いました。
監督
ダニー・ボイルです。2020年にダブルオーセブンの最新作にも脚本として関わっているイギリスの大物監督です。私的にはスティーブ・ジョブズが連想されます
他にもザハッカー・ビーチやスラムドッグミリオネアがあります!
スラムドッグミリオネアでは大きな世界のうねりのしわ寄せである貧困を描いていました。この辺もトレインスポッティングを読み解くカギになるのではないでしょうか。
最後に
全て単なる推測でしかありませんが、私は映画を見ていろいろ想像することは楽しみを増やしてくれることだと思います。
いろいろ書きましたが深く考えなくても楽しめる映画です!!でもなにかを食べながら見ることはお勧めしません(笑)
汚いものが映ります(笑)
10代や20代で意味もなく今を消費したり、ドブに捨てるようなマネをしている人には特におすすめです!!
自分を見つめ直すいい機会になるかもしれません!
ヒューマンドラマ最高傑作SF映画
ガタカ 傑作SFヒューマンドラマ
鑑賞日 2018.11.6
年を重ねるに連れて自分を信じれなくなる人が多いと思う。例えば小学校の頃にはプロスポーツ選手になるなんて言ってたやつらも中学にあがる頃にはそんなことをいうやつはほとんどいなくなる。自分も年を重ねるにつれて自分に期待しなくなったし自信なんてものはどっかに飛んで行ってしまった。それどころかこの先の人生がよくなる想像もできないくらい毎日憂鬱でそのせいか不眠症に悩まされている。でもこの映画を見て少しは前向きに考えられる気がしてきた。一ヵ月前に鑑賞してからラストで流れる曲もダウンロードして気分が落ち込んでどうしようもない夜なんかに聞いたりしてる。そうすると少しだけ頑張ろうと思える(いつもではないが)。
ガタカは年月と共に忘れていた自分を信じることの大切さを教えてくれる作品だと思う。自分を信じ続けて生きる主人公の生き様がかっこよかった。
引用元
http://www.aboutman7.com/entry/2016/12/10/155535
これが戦争の真実 あなたはどう受け止める⁇ アメリカンスナイパー
鑑賞日 11.3
戦争の真実を一人のスナイパー通して描いた映画
当時高校生の時に劇場で見た映画。戦争のリアルを書いた作品として記憶していたが改めて見ると戦争の悲惨さが伝わってくる作品。
クリストファーノーランのダンケルクが戦争という事象を捉えた作品ならこれは一人の人間を通して描いた物語。本作の主人公であるクリスカイルの人生を幼少期から死ぬまでを追っている。クリスカイルがどのような価値観の人間なのかは言葉の端々に滲み出ている。戦争が人間の心をどのように蝕むのかがわかる。
まだ年端もいかない子供がロケットランチャーを持ったり、ドリルで子供の頭に穴を開けて殺害したりというシーンは狂気という言葉を思わず連想させる。
さっきまで話していた人間が突然撃たれるシーンは戦争を特に象徴するものだと思う。
人によって受け止め方は様々になる作品だと思った。
引用元